連休初日に香港市民100万人出境

香港市民が消費のために中国本土へ赴くのが常態化しており、イースター連休の初日に当たる3月29日は、主要な出入入境管理所が本土へ向かう人々の波で大混雑となった。30日付香港各紙によると、入境処のデータによると、29日午後9時現在、出入境者数は延べ103万人余り、うち出境者数は76万人で、最終的には100万人を超える見込みだ。このうち陸路で本土へ向かう人は65万6000人余りで、羅湖出入境管理所の利用者が最も多く、出境者数は16万人となった。29日の出境者数は今年の旧正月3日目の56万7000人を上回り、29日の最後の3時間の数字はまだ出ていないが、新型コロナ流行前の2019年4月19日のイースター連休の78万5000人を回復するると予想されている。

運輸署は30日も旅行者の出境ピークが続くと予想し、港珠澳大橋や深セン湾大橋などの交通は非常に混雑することが予想されると述べた。MTR東部線、越境バスなど、陸路の出入境管理所を結ぶ公共交通機関の待ち時間や移動時間も長くなる。また空港への公共交通機関の需要も引き続き高いと予想され、乗客の待ち時間も長くなることが予想される。同署は旅行者に対し、時間に十分余裕を持ち、朝のピーク時間帯の旅行を避けるよう呼び掛けている。

© HKP