漁船操業中、ローラーに右腕を巻き込まれ…骨折 島根沖の日本海、まき網漁船の男性乗組員が大けが

島根県松江市沖の日本海で2日、まき網漁船の操業中に、ローラーに腕を巻き込まれ25歳の男性乗組員が右腕の骨を折る大けがをしました。

右腕の骨を折る大けがをしたのは、島根県隠岐郡に住む、まき網漁船の乗組員の男性(20代)です。

境海上保安部によりますと、4月2日午前2時40分ごろ、漁船から「乗組員が右腕を巻き込まれてけがをした。」と、鳥取県西部消防に通報があったということです。

現場は、島根県松江市の美保関灯台から北方約20キロメートル付近の海上で、けがをした男性は僚船に乗り移り境港に入港。その後、救急車によって鳥取大学医学部付属病院に搬送されました。

男性は、右腕の骨を折るけがをしましたが、命に別条はない模様で、意識もあり、自力で歩くことも可能だということです。

当時、男性は船で網を巻き上げる作業をしていて、回転するローラーに巻き付けられていた網を手に持ち操作していたところ、自身が着用していたカッパが網に引っ掛かり、ローラーに腕を巻き込まれ負傷したということです。

操業当時の天候は晴れ、東の風3メートル、波・うねりもなく、視界良好だったということです。

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