紅こうじ健康被害、茨城県内で新たに2人

茨城県庁=水戸市笠原町

小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントの摂取を巡り、茨城県は2日、県内で新たに女性2人の健康被害の疑いが判明したと発表した。いずれも倦怠感などの症状があり、1人が一時入院した。県内の健康被害が疑われる人は死者1人を含む計9人となった。

県によると、新たな事例のうち、50代女性の症状は頭痛や食欲不振、倦怠感。定期健診の結果から精密検査が必要となったため、昨年12月に医療機関を受診し、5日間入院した。60代女性は手足のむくみや倦怠感があり、医療機関の受診を予定している。

いずれも本人が1日、保健所に相談して判明した。2人は同社のサプリ「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」を約1年間にわたり摂取。期間は50代女性が2022年10月~昨年12月、60代女性が昨年3月~今年3月だった。

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