小林製薬の「紅麹サプリ」和歌山県にこれまで11件の相談

小林製薬紅麹()サプリによる健康被害の問題で相談窓口を開設している和歌山県に、4月2日午前9時の段階で12件の相談が寄せられていることがわかりました。

梅丹本舗工場への厚労省の立ち入り検査(3月31日・紀の川市)

県と和歌山市では、問題発覚後の3月27日から、双方の保健所に、県民や市民に向けた電話での健康相談窓口を開設しています。

県によりますと、2日午前9時の時点で、県と和歌山市あわせて9つの保健所に寄せられた12件の相談のうち、小林製薬の紅麹サプリを摂取した人からは11件で、入院した人はいませんが、5人が通院したことがわかりました。

いまのところ、健康被害の報告はないということです。

ところで、小林製薬の紅麹サプリの製造を、2024年に入って大阪の工場から移管された紀の川市にある子会社・梅丹本舗()の工場に、3月31日、厚生労働省と和歌山県の調査が入りましたが、和歌山県の岸本周平知事は「あくまでも厚生労働大臣主導の調査で、製造ラインでヒューマンエラーがどこで起こるのかを検証したのではないか」と推論したうえで、県としては国の調査結果を待って、今後も健康被害に対して保健所を中心に丁寧に対応する方針を改めて示しました。

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