2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、北陸地方の広い範囲で大規模な断水や停電が発生しました。今回の災害では、停電は一時最大で約4万8930軒、断水は一時最大で約11万7000軒となり、停電よりも断水の軒数の方が多く、復旧にも時間がかかっているという特徴がみられます。(レスキューナウまとめ)
4月2日現在(前回更新 3月29日)
・断水は、今回の災害による断水の最大値から94.3%が復旧しています(前回93.3%%)。4月2日、七尾市が復旧しました。93日目でした。継続しているのは、輪島市、珠洲市、河北郡内灘町、鳳珠郡能登町の4自治体です。継続している断水軒数の6割以上が珠洲市の断水となっています。
・珠洲市は、今回の災害による断水の最大値から11.5%が復旧しています(前回11.5%)。前回からの動きはありませんでした。復旧のペースが上がっていくことが強く期待されます。
・停電は、3月15日までにすべて復旧しました。〔能登半島地震〕断水・停電復旧状況の推移(3月15日現在)
【参考】東日本大震災(2011年) ライフライン被害の推移
【参考】〔2022年台風15号〕静岡市清水区の断水復旧状況の推移(2022/9/23~10/1)
【参考】〔千葉大規模停電〕復旧状況の推移(2019/9/9~9/24)
【参考】北海道胆振東部地震の際の停電の復旧状況(2018/9/6~9/13)
※ライフラインのデータは、厚生労働省、石川県、北陸電力、自治体の発表をレスキューナウが集計したものを利用しています。いずれも発表当時のものです。
※情報は発信時点のもので、最新の状況と異なる場合があります。