沢松奈生子氏 パンダの死を悲しむ「神戸のお嬢さんって呼ばれてました」

沢松奈生子氏

元プロテニス選手の沢松奈生子氏が2日、MBSテレビの情報番組「よんチャンTV」に出演。兵庫・神戸市立王子動物園のパンダ「タンタン」が3月31日に死んだことについて言及した。

タンタンは、阪神・淡路大震災で傷ついた子供たちの心を癒やすため、2000年に中国から貸し出された。21年にはタンタンに心臓疾患があることが判明し、病気療養のため一般公開は中止されていたが、31日に死んだ。心疾患による衰弱死とみられている。

兵庫・西宮市出身で1児の母でもある沢松氏は「復興のシンボルとしてやってきた時に子供たちがすごく王子動物園に行くのを楽しみにして、目をキラキラさせて『パンダ見てきた』って話をしていたのを昨日のことのように思い出します。私も子供が生まれて、何回か連れて行ったんですけど、王子動物園の良さって、パンダが近いんですよ。距離も近いし、ゲートに入ってからパンダに会えるまでの距離も近い」と振り返った。

タンタンが後ろを向いて食事をすることから「恥じらいがあって、神戸のお嬢さんって呼ばれてました」と言う。

子供が神戸の小学校に通っているという同局の河田直也アナは「遠足でも度々行きますから、非常に身近な動物。震災後、まずオリックスの優勝があってワッと盛り上がって、その後『パンダが神戸に来る』と大変な話題になりました」と多くの人に親しまれたタンタンの死を悲しんだ。

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