福留孝介氏「ものの見事でしたね」中日・細川成也がサヨナラ弾!

○ 中日 4x - 3 巨人 ●
<1回戦・バンテリンドームナゴヤ>

東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された2日の中日-巨人戦で解説を務めた福留孝介氏が、中日・細川成也について言及した。

細川は昨季現役ドラフトで中日に加入し、打率.253、24本塁打、78打点の成績を残しブレイク。今年もオープン戦で打率.290、3本塁打、8打点で開幕を迎えたが、開幕3連戦では12打数0安打で安打出ず。

福留氏は「神宮3連戦に関しては少し大きいのを欲しがっていたかなと見えますね。どうしてもそういう打ち方をしていると、少しずつ体の開きが早くなってしまって、ちょっと無理して打ってるなと。本人も長打を期待されているのはわかっていますから、無意識に狭い球場だとそういう気持ちが出るんですね」と安打が出なかった原因を指摘。

本拠地・バンテリンドームに戻り、巨人戦に『5番・左翼』で出場したが、2回の第1打席が右飛。細川の4回の第2打席中に福留氏は「タイミングも少し迷っています。タイミングを取るのが遅かったり、早かったり、バラバラですし、スイングの軌道が全てレフトなんですよ。もう少しセンターに向かって打ちに行く方が、当たると思うんですけどね。今のスイングの軌道のままでいくと、アウトコースの厳しいギリギリのスライダー系、真っ直ぐ系にしても、ちょっとバットが届いていないように見えてしまうんですよね」と解説。結局、この打席は二飛に倒れた。福留氏は「今の状態でいけば形になっていないですよね」と話した。

細川は6回の第3打席が左飛、8回の第4打席が投ゴロ。それでも、3-3の11回無死走者なしで、左の中川皓太が1ボールから投じたスライダーをレフトへサヨナラ本塁打。これが細川にとって嬉しい今季初安打となった。

福留氏は「右投手の外へ逃げていくボールよりは、左投手から中に入ってくるボールはチャンスがあるなと思っていました。チャンスがあるのであれば中の入ってくるボール。ちょうど合うのかなと思ってましたけど、ものの見事でしたね。今の細川選手の状態としては、左投手の入ってくるボールの方が軌道の中にボールが入ってきてくれる。その分、僕は確率としては左投手の方がいいかなと思ったんですよね」と振り返った。

(提供:東海ラジオ ガッツナイター)

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