那須塩原市の厚崎中学校柔道部 休日の活動は地域のスポーツクラブに移行

とちぎテレビ

中学校の部活動を地域のクラブに移行する取り組みは、那須塩原市でも進められています。

市内の中学校の柔道部では、休日に行われる活動が地域のクラブに移行され、3月30日に初めての練習会が行われました。

那須塩原市の柔道場では、中学校の部活動を地域のクラブに移行した先行事例として練習会が行われました。

これは地域移行により課題の抽出を行い学校や保護者・生徒、それに地域クラブとの連携や運営方法を他の種目の地域移行に活かしていくことが目的です。

先行事例の対象になっている厚崎中学校のほか、近隣の中学や高校の柔道部員も参加しました。

中学校の部活動をめぐっては、休日の指導を地域が運営するスポーツクラブなどに移行するという取り組みが、2023年度から段階的に行われています。

これは教員の負担を軽減するほか、部活動を持続可能な形にすることを目指した動きで、将来的には平日の部活動も地域に移行する方針も立てられています。

全国各地で地域移行に向けた試験的な取り組みが行われる中、厚崎中学校の柔道部では一足先に休日の活動が地域のクラブへ完全に移行されました。

休日の指導を担当するのは地域の柔道連盟に加盟している指導員で、この日は寝技と立ち技の練習のほか、実践を意識して自由に技を掛け合う練習も行われました。

市によりますと、部活動の地域移行は費用の負担や練習場所の確保などで課題が残るものの、今回の事例をもとに検討を進めて、多くの種目で移行を進めていきたいとしています。

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