2023年度から、全国では中学校の部活動を地域のクラブに移行する取り組みが段階的に進められています。佐野市の金子裕市長は、2日の定例会見で市が作成した新たな計画の活動目標などを明らかにしました。
中学校の部活動の地域移行をめぐって、佐野市では2021年度から拠点校における実践や研究を行い、この成果を踏まえ、今年度(2024年度)開始する佐野市独自の目標や具体的な内容を「佐野モデル」として作成しました。
活動目標では2026年度からの本格的な実施を目指していて、市内にある中学校のすべての部活動について休日の活動の半分を地域のクラブ活動に移行させます。
佐野市では目標の達成を通じて、生徒の活動の機会の確保や教員の長時間労働の解消などを目指します。
地域のクラブ活動の運営は市内の総合型スポーツクラブなどに委託し、その費用については段階的に保護者へ負担を求めることを検討しています。
ただし、家庭の経済状況により参加が制限されないよう国の動向を注視し支援策も検討することにしています。