中日が2日の巨人戦(バンテリン)に4―3で延長11回サヨナラ勝ち。地元開幕戦で今季初白星を挙げた。
先発・小笠原が4回に3点を失う苦しい展開。だが6回に高橋周の適時内野安打、7回に村松の犠飛と田中の中前適時打で同点。バンテリンドームのスタンドは大盛り上がりとなった。
試合を決めたのは開幕から18打席連続ノーヒットと苦しんでいた細川だ。延長11回、巨人5番手・中川のスライダーを振り抜いた一撃は左中間スタンドへ一直線。「小学校から野球をやっていますがサヨナラは人生で1回も打ったことがないです」という細川の劇的アーチで中日が今季初勝利をもぎ取った。
「バンテリン初戦でたくさんのファンの方が詰めかけてくれてましたし、最高のゲームがお見せできたのかなと思います」と立浪監督も笑顔。昨年はリードを許すとそのままズルズルといっていたが、「去年と今年は違うんですよ。やれることをやっていけば今年は十分戦っていけると思います。開幕から神宮でミスが出たり歯車がかみ合わなかったところもありましたけど、一つ勝ったので。今日から開幕のつもりで選手もわれわれもいた。最高の勝ち方で本拠地スタートできたかなと思います」と確かな手応えを感じている。