高濃度のPFAS検出された化学工場の下水管に20カ所のひび割れを発見 静岡市清水区

静岡市の工場周辺の水路で有機フッ素化合物PFASが検出された問題で、工場の西側にある下水管におよそ20カ所のひびがあったことがわかりました。

静岡市清水区の化学工場を巡っては、周辺の水路から発がん性などが指摘されるPFASが国の暫定目標値を大幅に超える濃度で検出されたことが問題になっています。

これを受け市は、工場の西側にある雨水専用の下水管、雨水幹線を調べたところ、およそ20カ所のひびが見つかったということです。

この雨水幹線はコンクリート製で、市営の三保雨水ポンプ場につながっています。

市によりますと、このひびからPFASを含む地下水がポンプ場に入り込んだとみられ、工場がPFASの使用をやめた今も、高い濃度で検出されています。

ひびの補修作業は、19日にすべて完了したということで、市は引き続き濃度の推移を確認していく方針です。

© 静岡朝日テレビ