資産運用会社による銀行投資、米当局が監督強化検討

[2日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)は、米資産運用大手のブラックロック、バンガード、ステート・ストリートの3社による銀行への投資について、受動的な役割に徹することを確実にするための計画を検討している。FDIC当局者が2日に明らかにした。

FDICの理事会メンバーのマカーナン氏は、FDICが規制する銀行の10%以上の株式を保有する大手資産運用会社が、銀行の経営に不適切な影響を及ぼしていないかを定期的に調査するよう職員に指示することを提唱している。

同氏は、これをFDICの4月理事会で提案する予定だとロイターに語った。

これに先立ち米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、FDICがブラックロック、バンガード、ステート・ストリートによる銀行への投資を巡って調査をしていると報じた。

WSJによると、マカーナン氏は、調査中に資産運用会社がFDICの規制下にある銀行の株式の10%超を保有することを禁止する措置を支持している。

情報筋の話として、マカーナン氏と、FDIC理事会メンバーのチョプラ米消費者金融保護局(CFPB)局長がブラックロック、バンガードとの会合で両社の保有株について議論したとも伝えた。

資産運用会社は、投資先企業の経営に不当な影響力を行使しているとしてしばしば批判の的になっている。今回の動きは新たな課題を突きつける可能性がある。

議員らは、資産運用会社が金融目的よりも政治的な動機を優先しているとして批判してきた。一例として、ブラックロックは投資で環境・社会・ガバナンスの要素を利用しているとして共和党から非難を浴びた。

資産運用大手3社は、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなど米大手銀の上位株主となっている。

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