【香港】訪日香港人のアリペイ利用、1Qは4.5倍[金融]

訪日香港人の間で中国電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)系の香港電子決済アプリ「アリペイHK」の利用が急増している。第1四半期(1~3月)の1日当たりの平均決済取扱高は前年同期の4.5倍で、平均決済回数は6倍だった。2日付信報、星島日報が伝えた。

アリペイHKを運営する中国アント・グループの李詠詩(ベネチア・リー)国際業務中華圏担当ゼネラルマネジャーが明らかにした。アリペイHKの利用先の市場で日本は中国本土に次ぐ2番手。利用シーン別に見ると決済回数・頻度ではコンビニエンスストアやゲームセンター、ディスカウント店「ドン・キホーテ」での利用が目立った一方、取扱高では百貨店が中心だった。

アリペイHKは訪日香港人による利用急増を受け、日本の加盟店と協力して訪日香港人向けのプロモーション活動を行っていく方針だ。

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