ビヨンセのニューアルバム、豪華アーティストらが参加

ビヨンセのニューアルバム『カウボーイ・カーター』に豪華アーティストらが参加している。

ビヨンセが初めてカントリーミュージックに傾倒した3月29日リリースの同新作には、カントリー界の大御所、ドリー・パートンやウィリー・ネルソンが参加、ドリーの『ジョリーン』のカバーも収録されている。歌詞も新しく書き直された『ジョリーン』には、ドリー自身がインタールードで参加、ビヨンセの2016年のアルバム『レモネード』に収録された『ソーリー』に登場するベッキーとジョリーンの共通点について「ちょっと、ミス・ハニー・B、私はドリー・P。あなたが歌っていたふしだらな女(ベッキー)は私が知っている誰か(ジョリーン)を連想させたわ。(ジョリーンの)燃えるような赤褐色の髪を持っているということを除いてね。髪の色が違うだけで、傷ついたことは同じ」と同曲の合間で語っている。

一方ウィリー・ネルソンは『スモーク・アワー★ウィリー・ネルソン』と『スモーク・アワー・II』の2曲に、他にも『トゥー・モスト・ウォンテッド』にマイリー・サイラス、『リーバイス・ジーンズ』にポスト・マローンが参加している。

更に同新作には、1969年に黒人女性として初めてカントリー音楽のラジオ番組『グランド・オール・オプリ』に参加したリンダ・マーテルの他、リアノン・ギデンズ、タナー・アデル、ウィリー・ジョーンズといった黒人カントリー・アーティストらがフィーチャーされている。

ちなみにドリーは以前、同新作でのビヨンセとの共演の噂についてノックス・ニュースにこう答えていた。「彼女はやったと思う!『ジョリーン』をレコーディングしたはず。たぶん今度のカントリーアルバムに入るんじゃないかな。私はとても楽しみ」「彼女のことが大好きなの!」「素敵な女の子で素晴らしい歌手ね」

そして同曲をビヨンセにカバーして欲しいとずっと思っていたそうで、「私たちは長年メッセージを交換し合ってきたわ。彼女とお母さんはファンみたいだった。ファンでいてくれることにいつも私は感激していたし、彼女のことをすごいと常に思っていたわ」と続けていた。

2022年のダンスアルバム『ルネッサンス』に続く「ルネッサンス」三部作の2作目『カウボーイ・カーター』からは、シングル『テキサス・ホールド・エム』『16キャリッジズ』がリリースから1週間でそれぞれ1920万回と1030万回の再生数を記録、前者がビルボードのカントリー音楽チャートで黒人女性初のトップに輝いている。

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