バレエシューズ部門新設 全国コンクール「プリ・ド・カナザワ」

  ●審査員8氏決まる

 9月15、16日に金沢市の金沢歌劇座で開催する第8回全国バレエコンクール「プリ・ド・カナザワ2024」(北國新聞社、富山新聞社主催)で、今年から裾野拡大を目的に、経験の浅い小学2~6年生を対象とした「バレエシューズ部門」を新設する。日本の名門である四つの協力バレエ団の芸術監督ら審査員8氏も決まり、プロへの飛躍を期して金沢に集う若きダンサーの才能を見いだす。

 従来の小学生の部(4~6年生)、中学生の部、高校生の部、シニアの部(高卒~29歳)の4部門に加え、バレエシューズ部門の小学2.3年生、4.5・6年生の2部門を設ける。バレエシューズ部門は9月15日に審査を実施し、従来の4部門は9月15日に予選、16日に決選を行う。

 審査員は日原永美子(谷桃子バレエ団ミストレス)、永橋あゆみ(同プリンシパル)、安達悦子(東京シティ・バレエ団芸術監督、理事長)、キム・ボヨン(同理事、TCBスタジオカンパニー芸術監督)、川口ゆり子(バレエシャンブルウエスト芸術監督)、吉本泰久(同バレエマスター)、志賀三佐枝(牧阿佐美バレヱ団バレエ・ミストレス、牧阿佐美バレヱ塾塾長)、逸見智彦(牧阿佐美バレヱ団教師、元プリンシパル)の8氏(バレエ団五十音順)。

 高校3年生とシニアの部の決選進出者の中から、特に優秀と認められた出場者に「プリ・ド・カナザワ賞」が贈られ、協力バレエ団との入団交渉権が与えられる。入賞者には学年ごとの順位によってポイントが付与される。過去の大会と今大会のポイントが800点に達した場合、プリ・ド・カナザワ賞と同等の権利が与えられる。

 コンクールは日本バレエ協会、一般財団法人石川県芸術文化協会、県洋舞連盟などが後援する。

 応募期間は8月8日まで。参加料は予選とバレエシューズ部門が2万4千円、決選進出者は別途9千円が必要。問い合わせは事務局=076(223)3040=まで。

日原永美子氏
永橋あゆみ氏
安達悦子氏
キム・ボヨン氏
川口ゆり子氏
吉本泰久氏
志賀三佐枝氏
逸見智彦氏

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