【卓球】中国「海外選手に負けたらパリ選考減点制度は大成功」と話題 新ルール効果で29勝無敗

中国の孫穎莎(ロイター)

中国卓球女子が新たに導入したパリ五輪選考ルールが大成功だと話題を呼んでいる。

世界選手権団体戦(2月、釜山)女子決勝で、中国は3―2で勝利したものの、早田ひな(日本生命)と平野美宇(木下グループ)に敗れ危機感を募らせた。その後に行われたWTTシンガポールスマッシュから、新たに外国人選手に敗れた場合は、今夏のパリ五輪代表選考ポイントを減点するというルールを導入した。

この成果について、中国メディア「網易」は「新ルールは外国人選手にとって悪夢となった」との記事を掲載。シンガポールスマッシュやWTTチャンピオンズ仁川大会で、ベスト4を中国勢が占めたことで「新たに策定したルールが実を結んだ。このルールは中国卓球女子に大きなプレッシャーとなり、外国人選手と対戦するときには気合がより入るようになった」と指摘。

さらに両大会の結果を集計し、「孫穎莎ら6人が29試合に出場し、外国人選手に負けたのは0回。29勝0敗という驚異的なスコアを出した。これは、全国卓球の新ルールがもたらした巨大な破壊力だ」と伝えた。

パリ五輪本番を含め、中国選手が相当な覚悟でプレーするのは間違いなさそうだ。

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