NY原油、5カ月ぶり高値 3日続伸、中東緊迫化で

 【ニューヨーク共同】2日のニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の5月渡しが前日比1.44ドル高の1バレル=85.15ドルと終値としては昨年10月下旬以来、約5カ月ぶりの高値を付けた。中東情勢の緊迫化などを背景に原油の供給不安が強まり、買い注文が優勢となった。

 比較的安全な資産とされる金も逃避的に買われ、2日のニューヨーク商品取引所の金先物相場は6営業日続伸し、取引の中心となる6月渡しが前日比24.70ドル高の1オンス=2281.80ドルと中心限月の終値としての過去最高値を更新した。

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