【F1】ハース小松礼雄代表の〝イケおじ〟っぷり 業界外も熱視線「指導者、経営者としても面白い」

一気に注目度がアップしたハースの小松礼雄代表

F1ハースを今季から率いて躍進する小松礼雄代表(48)に各界から熱視線が注がれている。

F1日本グランプリ(GP=決勝7日、鈴鹿)に向けた公式イベント「F1東京フェスティバル2024」が2日に六本木ヒルズアリーナで開幕し、小松代表やRBから5日のフリー走行1回目に出走する岩佐歩夢(22)などが参加した。

小松代表は、製造者部門で昨季最下位に低迷したハースで、今季から代表に就任。第2戦のサウジアラビアGPで初ポイントを獲得し、第3戦のオーストラリアGPではニコ・ヒュルケンベルグが9位、ケビン・マグヌッセンが10位とダブル入賞を果たして、その指導力が脚光を浴びている。

日本企業が運営に関わらないチームで、日本人がトップに立つのは極めて異例。この日も司会者が「サッカーで言うと最高峰のプレミアリーグの監督、野球だったら大リーグの監督をやっているわけで。興奮しかない」と熱弁するほど世界的に注目を集める存在だ。

そうした背景もあり、サーキット外からも高い関心を寄せられている。芸能プロ幹部は「F1自体がネットフリックスで人気を高めているし、そのトップの立場でやっている人物というのは魅力的。〝イケおじ〟で幅広い層にウケるかもしれない」と太鼓判を押す。

また、大手出版社関係者も「スポーツ界の指導者としても、世界で戦う組織をマネジメントする経営者としても、さまざまな要素から面白い。自伝なども深いものができるのでは」と絶賛。小松代表に著書はあるが、F1を解説した内容だったため、自身にフォーカスした本が出版されれば話題になる。今後はオファーが殺到しそうだ。

この日は半生を振り返り「何か行動を起こすと恵まれて、そういう人たちに助けられてきた」と語った小松代表。手腕だけでなくキャラクターからも目が離せない。

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