芸能界にも〝紅麴〟ショック…蟹江一平が健康被害を告白、各事務所は摂取歴を確認

蟹江一平

芸能界も〝紅麴狂騒曲〟の様相だ。

俳優の故蟹江敬三さんの長男で俳優の蟹江一平(47)が2日、X(旧ツイッター)で、健康被害が相次いでいる小林製薬「紅麹」を摂取していたことを示唆した。芸能界で被害を報告した1人目の事例。各芸能事務所も動き出し、所属タレントに摂取歴の有無を確認する事態に発展した。

一平はXで「最近、身体の具合が悪くて調子も上がらない」と切り出す。「病院で調べてみたら『良かれと思い摂取していたサプリ』に因果関係があった。って嘘だろ、エイプリルフールだろ!と自分ならツッコミたい。有害物質がどの製造ラインで発生したのかなど調査中との事。身体に良いはずのサプリにまさかの強毒… 紅麹狂想曲(原文ママ)」と投稿。紅麹を摂取して体調を崩したようだ。

厚生労働省は2日、健康被害の入院者数が166人になったと小林製薬から報告があったと明らかにした。その波は芸能界にも及んだ。

ある芸能事務所幹部の話。

「これだけ大きな問題になったので、所属タレントに紅麹を摂取したことがないか確認しています。(自社タレントに限らず)健康意識が高く、サプリを摂取しているタレントは少なくないので各事務所は、特に高齢のタレントが所属する事務所はピリピリしています」

健康に直結する問題のため、世間の関心が非常に高い。

広告代理店関係者は、これと同時期に発生した、ドジャースの大谷翔平投手の元通訳の水原一平氏の違法賭博問題と比較して話す。

「周囲から水原氏の違法賭博問題を受けた大谷投手のCMへの影響を聞かれますが、ほとんどありません。大谷投手が自身の関与を否定(3月26日)し、スポンサー各社は安堵。広告業界の関心はむしろ、紅麹の健康被害問題です。こちらは死者が出ています(5人=3月29日時点)。小林製薬は医薬品メーカーの大手で有名企業なので、影響は甚大です」

芸能界でも紅麹による健康被害が拡大しなければいいが…。

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