カブス今永が6回無失点9Kの快投で鮮烈デビュー!メジャー初勝利を鈴木誠也もお膳立て

好投する今永(C)ロイター/USA TODAY Sports

カブス・今永昇太(30)が日本時間2日、本拠地シカゴでのロッキーズ戦に初登板。6回を2安打無失点、毎回の9奪三振、無四球の好投で初勝利を挙げた。

地元ファンの声援を浴びてマウンドに上がった今永。立ち上がりから直球と落差の激しいスプリットで、相手打線につけ入る隙を与えない。二回、先頭の4番ブライアントに三塁への内野安打を許したが、記録が失策に訂正され、五回まで無安打投球を続けた。

六回2死からブラックマンに中前に運ばれ初安打を許し、続くロジャーズにも中前打され、一、二塁のピンチを背負ったものの、後続を空振り三振に仕留めて切り抜けた。

毎回の三振を奪うルーキー左腕を鈴木誠也(29)が援護した。0-0の六回、無死一塁から甘く入った変化球を流し打つ技ありの右前打で好機を演出。1死後、4番モレルの当たりを左翼手が後逸、送球がそれる間に、打者走者も生還して一気に3点を先制。チームは5-0で圧勝し、今永が1勝目を手にした。

最大5年総額約116億円で入団した左腕が、まずは上々のスタートを切った。

▽今永の話「(初登板は)独特な雰囲気で不思議な感覚だったが、力むこともなかった」

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日刊ゲンダイの人気コラム「ドラフト家庭の事情」(2015年版)では、今永をピックアップ。ハーレー乗りの父と音楽教師の母の元で、今永はどう育てられたのか。

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