富山地方気象台は2日、桜(ソメイヨシノ)の開花を観測したと発表した。昨年より11日遅く、平年より1日早い。
同気象台によると、3月上旬は低気圧と寒気の影響で雨や雪の日が多く平年より冷え込んだが、中旬から下旬にかけて平年並みの気温になり、開花が進んだ。
桜の名所として知られる富山市新桜町の松川べりでは2日昼ごろ、ソメイヨシノを見上げて歩いたり、写真を撮ったりして楽しむ人が見られた。この日の県内は曇りで、日中の最高気温は南砺高宮16.0度、富山13.7度、高岡(伏木)11.7度などとなった。
昨年は2、3月の気温が平年より高かったため、1953年の観測開始以来、最も早い3月22日に開花した。