「アナロググランプリ2024」結果発表!「アナログ感覚が感じられる」アイテムをセレクト

アナログ関連アイテムの年間の秀作を選ぶ「アナロググランプリ」、16年目を迎えた今年の受賞モデルが決定いたしました。アナログ人気の再燃から定着期へと移りつつある現在、長く質の高いアナログ再生を追求してきたプロフェッショナルが、「アナログ再生の“現在”を追求するモデル」を選定いたします。

2008年にスタートしたアナロググランプリは、「アナログ感覚が感じられ、オーディオファンに推薦するにふさわしいアナログ再生に欠かせない機器」を選定するアワードとなります。

今回はアナロググランプリ ゴールドアワード9機種とベスト・コストパフォーマンス賞1機種。さらに、アナロググランプリとして11機種、特別賞が選定されました。

製品ジャンルは、カートリッジやフォノイコライザー、レコードプレーヤー等のアナログ関連機器と管球式アンプが対象となります。審査はオーディオ評論家4氏と全国23のオーディオ専門店による投票と、3月1日に開催された「審査会」にて行われました。

アナロググランプリの審査委員。左から石原 俊、井上千岳、角田郁雄(審査委員長)、小原由夫(※敬称略)

グランプリ選定の理由ならびに各受賞モデルの詳細なレビューについては、本日4月3日発売となる『季刊・アナログ vol.83』をご覧ください。

『季刊・アナログ vol.83』にて詳細発表

[『季刊・アナログ vol\.83』の詳細はこちらから](https://www.phileweb.com/feed/nordot/<div class=)


アナログプレーヤー Technics「SL-1200GR2」

長年進化してきたテクニクスの定番アナログプレーヤー「SL-1200」シリーズの最新モデル。フルデジタルアンプ開発で培った技術を用いたモーター駆動技術「ΔΣ-Drive」の採用が大きな特徴で、伝統のダイレクトドライブ方式をさらに発展させさらなる描写力を獲得した点、またリーズナブルな価格も大きく評価されました。

アナログプレーヤー DENON「DP-3000NE」

1972年に登場したDENON(当時デンオン)のダイレクトドライブ・アナログプレーヤー銘機「DP-3000」。その名を受け継ぎ、現代に蘇ったのが「DP-3000NE」です。電源やモーターなどに現代の技術を投入、正確性・安定性・信頼性を高いレベルで実現させました。デノン伝統のサウンドを誇るフラグシッププレーヤーです。

アナログプレーヤー REGA「NAIA with APHELION2」

創業以来、一貫してアナログプレーヤーの開発を続けてきたイギリスの名門ブランド・REGA(レガ)。その50年にわたる技術の粋をを集めた事実上のフラグシップ機「NAIA」、そしてMCカートリッジ「APHELION2」がゴールドモデルを受賞しました。剛性や精度を高い次元で実現しながら、スケルトン構造により軽量化も実現。まさにREGAの集大成と言えるモデルです。

アナログプレーヤー YUKISEIMITSU AUDIO「AP-01」

航空宇宙や医療機器関連の精密部品メーカーとして知られる由紀精密。2020年に発売された初代アナログプレーヤー「AP-0」は、その独創的なアイデアやデザイン、緻密な加工技術で市場を驚かせました。そこで得たさまざまな知見をベースに、さらに音質を追求した「AP-01」。オーディオ機器としてのさらなる完成度に賞賛が集まりました。

MC型カートリッジ ortofon「SPU GTE 105」

オルトフォンの伝説の銘機「SPU GT」が21世紀に蘇りました。SPUのGシェル内部に昇圧トランスを内蔵する独自技術で、オリジナルの生産完了から約40年ぶりの復活です。本機専用のトランスをルンダール社と共同開発。シェル本体も新規に設計され、軽量と堅牢性を両立。創立105周年、歴史に忠実な開発姿勢も評価されました。

光電型カートリッジ/フォノイコライザーアンプ DS Audio「DS Master3」

光電型カートリッジを現代の蘇らせたブランドとして、世界的にも高い評価を得るジャパンブランド・DS Audio。「DS Master3」は、高出力を実現する第3世代振動板を搭載したセミフラグシップモデルです。専用イコライザーも第3世代に合わせ、パーツや電源回路を刷新。レコードの音質をさらに引き上げた功績が評価されました。

トーンアーム LUXMAN「LTA-710」

軸受にナイフエッジを採用したユニバーサル型のトーンアーム「LTA-710」。2022年発売のアナログプレーヤー「PD-191A」のために新規開発されたアームが、好評を受けて単体発売されることになりました。数多のカートリッジに対してナチュラルな音調を引き出すことができる、信頼性の高さに注目が集まりました。

管球式プリアンプ TRIODE「EVOLUTION PRE」

トライオードの“EVOLUTIONシリーズ”初のプリアンプが登場しました。双三極管12AX7を4本搭載、シャーシは鉄とアルミのソリッドなブラックで、精悍な印象を掻き立てます。電子ボリュームの採用や大型フロントディスプレイの搭載、リモコン操作など、真空管アンプの可能性をさらに押し広げる一台です。

管球式モノラルパワーアンプ Phasemation「MA-5000」

フェーズメーションのフラグシップモノラルパワーアンプ「MA-5000」の登場は、世界中の真空管ファンを驚かせました。PSVANE WE-211をパラレル・シングルで使用する純A級パワーアンプ。真空管カバーには日本の伝統デザイン「七宝」を採用。前人未到の孤高のサウンドが、審査員にも高く評価されました。

アナログプレーヤー JBL「TT350」

クラシカルなデザインに最新技術を搭載、価格も抑え新たなオーディオファン獲得に挑むJBLのClassic Componetsシリーズ。そのアナログプレーヤー「TT350」がベスト・コストパフォーマンス賞に選定されました。ダイレクトドライブ方式にユニバーサルトーンアーム搭載と、使い勝手や拡張性にも配慮された開発ポリシーも評価されました。


アナログプレーヤー EAT「C-Dur」

ターンテーブル Acoustic Solid「Solid Classic Wood MPX」

アナログプレーヤー GOLD NOTE「PIANOSA」

ターンテーブル LUXMAN「PD-191AL」

アナログプレーヤー EMT「EMT928 + EMT909X」

MC型カートリッジ ZYX「Ultimate-EX100」

MC型カートリッジ ANALOG RELAX「EX2000」

フォノイコライザーアンプ Phasemation「EA-220」

フォノイコライザーアンプ DVAS「MODEL 1B」

フォノイコライザーアンプ AUDIO NOTE「GE-7」

ハイブリッド式プリメインアンプ Aurorasound「HFSA-01」

トーンアーム ortofon「AS-212R」「AS-309R」


■アナロググランプリ審査員

角田郁雄氏(審査委員長)、石原 俊氏、井上千岳氏、小原由夫氏

■アナロググランプリ審査協力店(五十音順)

アートクルー(福岡県)、エディオン広島本店(広島県)、オーディオコア(長野県)、オーディオスペースコア(福井県)、オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館(東京都)、オタイオーディオ(愛知県)、CAVIN大阪屋(北海道)、クリアーサウンドイマイ(富山県)、サウンドハイツ(千葉県)、シマムセン(大阪府)、上新電機日本橋店(大阪府)/三宮1ばん館(兵庫県)、SKYELA(東京都)、仙台のだや(宮城県)、チャレンジャー音響(群馬県)、テレオン(東京都)、でんき堂スクェア湘南(神奈川県)、のだや仙台店(宮城県)、ノムラ無線(愛知県)、ホーム商会(東京都)、マックスオーディオ(福岡県)、MUSICA(福島県)、吉田苑(福岡県)、ロイヤルオーディオ(長野県)

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