柴犬あるある、股関節が柔らかいためか不思議なポーズで伏せるとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.251

今週の「柴犬のここが好き」

太ももに足がめり込むとこ。
無理に引っ張り出しちゃだめですよ。

柴犬さんの足って柔らかいですよね。
股関節の可動域が広いとも言えますが、バネもあるし、自由自在に動かしているように見えます。
太もものもふもふの中に足が収納されているような、このポーズがたまりません。
ちゃんと"かかと"もあるんだなあとわかりますよね。

おもちゃに必死になっているので、モデルさんはかなり無防備です。
ついつい足の裏を「ツー」と指先でなぞったりしたくなります。
太ももの盛り上がったところを両手でガシッと掴みたくなったりもします。
でもでも、それは全部我慢してくださいね。

無防備で遊んでくれているのは安心している証拠。
ご主人の前では安心して遊べるんですからね。

ふと背後からの気配に気づくと、大切なおもちゃを咥えたままスッと膝を伸ばして立ち去ってしまうこともあります。
太ももに埋まっていた足がにゅっと出てきて、スタスタ・・・と軽い足取りで。

柴犬さんの足って、どこからどこまでが何なのかはっきりしませんよね。
膝らしいもの。
太ももらしい場所。
かかとと思われる部分。
調べればわかるのかもしれないのですが、自分がそこが膝だと思ってればそれでいいかと、いつも調べることなく終わってしまうのでした。

今週のおまけ

ある意味、太ももに足がめり込んでいるこよみさんです。
正確には、太ももではなくベッドにめり込んでいるのかもしれませんが。
体の一部分が隠れて見えなくて、ギョッとすることありますよね。
おててが見えなかったり、足が隠れていたり。
次に一体どういう動きをして立ち上がるのかと不思議に思うのです。
不思議に思うのに、いつもその瞬間を見逃すので、結局どういうふうに立ち上がったのかわからないのです。

前足を踏ん張って、隠れている後ろ足をじわじわ出して、一歩前に出るんでしょうね。
いや、もしかしたら前足も後ろ足も同時に力を入れて垂直に立ち上がるのかもしれません。
その瞬間を見ることができれば解決することなのですが、
まあ、不思議なままわからないことがあってもいいじゃないですか。

隣でスースーと寝息を立てているこよみさんは、次に見たときにはもう違う格好で寝ています。
全く同じ格好でずっと寝ていることはないのです。
寝返りを打つこともあれば、前足だけ伸ばしたり、後ろ足を小さく畳み込んだり。
毎分毎秒体の形を変えて、そして、そのどの姿もたまらなくかわいいのです。
見るたび見るたび微笑んでしまうのです。
いつも横にいてくれたありがとうね。

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

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