広島駅で新幹線にカップ麺投げた男逮捕 ダイヤ乱れ5600人に影響 容疑は新幹線特例法違反

 2日午後6時55分ごろ、広島市南区のJR山陽新幹線広島駅の下り線ホームで、発車直後の新大阪発鹿児島中央行きさくら565号に何者かが複数の袋のような物を投げつけたと、駅員からJR西日本東京新幹線総合指令所に連絡があった。

 JR西によると、駅員が非常停止ボタンを押し、車両は緊急停車。全乗客392人を降ろし、車両の屋根に載っていたカップ麺の容器などを撤去した。

 広島南署は、走行中の新幹線に向けてカップ麺が入った買い物袋などを投げつけたとして、兵庫県姫路市の自称自営業の男(34)を新幹線特例法違反の疑いで逮捕した。同署によると、出発した新幹線に乗ろうとしていたという。

 JR西はこの列車の運転を取りやめ、さらに上下計16本が最大約40分遅れた。計約5600人に影響が出た。

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