なでしこ杉田妃和がアメリカ女子代表で警戒する選手は?「なぜか分からないけど、彼女の足もとにボールが返ってくる」

なでしこジャパンは現地4月6日、アメリカで開催される『SheBelieves Cup』でアメリカ女子代表と対戦する。

アメリカのポートランド・ソーンズでプレーする杉田妃和は、対戦を前にアメリカ人選手の特長にメンタル面やフィジカルの強さを挙げた。

「やられても最後の最後まで諦めないところ、日本の泥臭さとは違うエネルギーというか、『やってやるぞ』という気持ちが強い。ひっくり返すスピード、パワーもあるし、メンタル面でのチームの出来も、チームで試合を作るメンタル面、試合に臨むメンタル面の持っていき方も上手。そういうところは怖いところ」

そのうえで、「起用さだったり、細かい修正のマメさは日本のチームは得意だと思うので、それが出すために、ポジティブに前向きにトライすることが本当に大事になってくる。相手の長所と自分たちを比べるよりは、長所を出させないために自分たちの良さを全力で出すというところにフォーカスしていきたい」と意気込んだ。

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また個人では、所属クラブでチームメイトのFWソフィア・スミスを警戒。「よくゴールを決めますし、うちのチームのストライカー。なぜか分からないけど、五分五分のところで彼女の足もとにボールが返ってくる。ボールを引き付ける力や前への推進力、ターンからトップスピードでドリブルして、ゴールに向かうカウンターが得意」と言及した。

続けて、「日本のチームとして、そういうところ(相手のカウンター)は苦手意識があるし、課題でもある。普段は(スミスに)『いってくれ!』って思うけど、対戦相手にいる時は、どれだけそこにボールが入らないようにしたり、危険なところで受けさせないようにするところが勝負だと思います」とストライカーの封じ込めを誓った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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