カード詐取、80代100万円被害 金融機関職員名乗る男から電話

 2日午後2時ごろ、福島市の80代女性が「詐欺の被害に遭ったようだ」と福島署に相談した。女性は自宅を訪れた人にキャッシュカード2枚を渡し、口座から現金計100万円が引き出されており、同署が「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。

 同署によると、同日午前10時ごろ、女性方に金融機関の職員を名乗る男から電話があり「今月からキャッシュカードが変わる。職員が取りに行くので、渡してほしい。その際、カードの暗証番号も教えてほしい」などと要求した。話を信じた女性は女性方を訪れた人にキャッシュカードを2枚渡し、暗証番号も教えたという。不審に思った女性は金融機関に相談した。

© 福島民友新聞株式会社