水道管からの漏水で路面崩落か 喜多方の市道、4月中に仮復旧へ

 喜多方市熱塩加納町の市道新村・三ノ倉線で3月上旬に発生した路面崩落で、市は2日、崩落の原因が水道管からの漏水とみられると明らかにした。ただ、水道管から水が漏れた原因の特定には至らなかったという。同日の市議会全員協議会で説明した。

 現場は沢だった場所に盛り土し、市道に舗装されていた。専門家が3月16日に現地調査し、市に調査結果を伝えた。水道管が破損した原因について、市は「耐用年数以内で、老朽化ではない」としている。

 崩落現場は今月中に仮復旧され、一般車両や大型車両の片側交互通行が可能となる。5月7日から市道先の三ノ倉高原で開催予定の恒例イベント「菜の花フェスタ」への影響はない。

 市は今後、国や県から支援を受けて測量設計を発注し、工法を確定させた上で本格的な復旧工事に着手する方針だ。

© 福島民友新聞株式会社