春の泉都、赤く染まる夜空 別府市で扇山火まつり【大分県】

山肌を赤く染める扇山火まつりの炎(11枚の写真を比較明合成)=2日夜、別府市

 春の訪れを告げる名物行事「扇山火まつり」が2日夜、別府市の扇山(792メートル)であり、泉都の夜空を赤く彩った。

 第110回別府八湯温泉まつり(1~7日)の一環。扇山採草組合のメンバーら約250人が山頂に登り、八幡朝見神社で採火した御神火(ごしんか)を午後6時から稜線(りょうせん)沿いに点火した。炎は約1時間半かけて、山肌に燃え広がった。

 午後7時からは別府市制100周年を祝う花火も上がった。

 東京都から訪れた自営業郡司典子さん(69)は「言葉に尽くせないほどの美しさ。荘厳な景色を見られた」と感動した様子だった。

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