緒方町で3日から「チューリップフェスタ」 28万本が観光客を出迎え【大分県】

見ごろを迎えたチューリップ。近くの桜も満開を迎えている=2日午前、豊後大野市緒方町原尻
見ごろを迎えたチューリップ

 【豊後大野】豊後大野市の春の恒例イベント「おがたチューリップフェスタ2024」が3日、同市緒方町の原尻の滝周辺で始まる。田植え前の水田約2ヘクタールに植えられた130種類・計約28万本が観光客を出迎える。14日まで。

 地元有志でつくる実行委員会が観光振興を目的に毎年開いている。32回目。今回は3月下旬から咲き始め、一部の品種では見ごろを迎えている。珍しい形や色の花も多く、見応え十分。現在、メインエリアは四分咲き、全体では六分咲きとなっている。

 開幕前日の2日、多くの見物客が足を運んだ。宮崎県延岡市から家族3人で訪れた保育士奈須祐加さん(28)は「交流サイト(SNS)を見て、きれいだったので来た。いい思い出になる」と長男碧叶(あおと)ちゃん(1)と記念写真を撮っていた。

 期間中、お気に入りのチューリップを1本100円で持ち帰ることができるコーナーなどがある。

 土、日曜には緒方総合運動公園に臨時駐車場を設け、シャトルバスを運行する。協賛金として小学生以上1人200円が必要。問い合わせは豊後大野市緒方支所(0974.42.2111)。

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