ひな飾り・武者人形・土人形なんと2千体以上ずらり壮観「好みの顔見つかる」京都・京丹波町

所狭しと並ぶさまざまな種類の人形(京丹波町質美・みずほ人形の家みやび)

 京都府京丹波町質美の「みずほ人形の家みやび」で、町内外から寄贈された2千体以上が並ぶ「ふるさと人形展」が開かれている。豪華なひな飾りや勇壮な武者姿の人形、愛らしく素朴な土人形が来場者に豊かな人形文化を伝えている。

 町ふるさと体験資料館運営委員会と町教育委員会が毎年開催している。何組も一体的に展示したひな人形は、官女やはやし方、牛車がずらりと並んで壮観だ。土人形は、賢い子どもの象徴として人気を集めた「饅頭喰(まんじゅうく)い」の他、子を背負う母親や七福神など多様な題材が目を引く。洋装の人形もある。

 人形の表情をカメラに収めていた男性(69)=同町=は「これだけあると好みの顔が見つかる。人形に込められた思いが感じられるのもいい」と話していた。

 7日まで。午前10時~午後4時。無料。

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