「大谷選手が知ったら気分を悪くする」 韓国イ・ジョンフ、地元メディアの“煽り”に謙虚な姿勢

ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:Getty Images】

韓国メディアのインタビューに応じる

米大リーグ・ジャイアンツに今季加入したイ・ジョンフ外野手が、韓国メディアのインタビューに応じ、ドジャースの大谷翔平投手についても言及している。名古屋生まれの25歳で、昨年のWBCにも韓国代表として出場。実績十分で海を渡ったが、謙虚にコメントしている。

韓国のYouTube番組「ソムタイムズ」のコーナー「イ・ヨンミのMLBライブ」がイ・ジョンフのインタビュー映像を公開。ロッカールームで「大谷と比較される点についてはどう考えていますか?」と問われたイ・ジョンフは「私はなぜ大谷選手と比較されるのかわかりませんし、大谷選手が知ったら気分を悪くすると思います」と少し戸惑い気味にコメント。こう続けた。

「大谷選手はすでにメジャーリーグの歴史に多くを残している選手で、私は今始まるところにいる選手。契約規模だけを見ても、私とは比較できない選手です。メディアには煽る空気があるようですが、私は正直に言って、大谷選手を見るたびに少し憧れの対象を見る感じというか……試合をしていてもライバルという感じはありません」

25歳のイ・ジョンフは日本のドラゴンズでもプレーしたイ・ジョンボム(李鍾範)氏を父に持ち、1998年8月に名古屋で生まれた。KBO史上最高の通算打率.340を残し、ポスティングシステムを利用して米球界に挑戦。ジャイアンツとは6年総額1億1300万ドル(約166億円=当時)という巨額契約を結んだと報じられている。

1日(日本時間2日)のドジャース戦には「1番・中堅」で出場し、2安打をマーク。打率.316とここまでは見事に結果を残している。マリナーズなどで活躍したイチロー氏に少年時代から憧れており、ジャイアンツでも「51」を背負う。

THE ANSWER編集部

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