妖怪とくつろいで 「ゲゲゲの広場」オープン 水木ロード

水木しげるロード沿いにオープンした「ゲゲゲの広場」=2日、境港市大正町

 境港市がJR境港駅前の水木しげるロード沿いで整備を進めていた「ゲゲゲの広場」が2日、オープンし、地元の保育園児らが妖怪をモチーフとした遊具を楽しんだ。ベンチや日よけなども備え、水木ロードを訪れた市民や観光客がくつろげる場所となる。

 駅前公園に隣接する1100平方メートルの市有地に人工芝の広場や一反木綿をかたどった長さ4.7メートルの雲梯(うんてい)と目玉おやじが入った直径約1.5メートルの茶わん風呂が揺れるスプリング遊具各1基、2種類のベンチ計9基、パーゴラ(日陰棚)2基などを設置した。

 市は広場の整備について市民との意見交換会を3回開き、日よけや休憩スペースなどの設置を求める意見を反映した。事業費は8165万円。

 この日はセレモニーがあり、伊達憲太郎市長が「広場は水木しげるロードの玄関口に当たる。皆さんに愛され親しまれ、笑顔あふれる場になるよう願っている」とあいさつ。水木しげるロード振興会の柏木徹会長や境地区自治連合会の山田哲男会長らとテープカットし、オープンを祝った。

 この後、あがりみち保育園(同市中野町)の園児15人と保護者らが遊具で遊んだり、人工芝の上を走り回ったりした。遠藤玖那ちゃん(6)は「目玉おやじと一緒に写真を撮って楽しかった。また来たい」と話した。

© 株式会社新日本海新聞社