家事・育児の負担、シートで見える化へ 岩手県が制作

 

 岩手県は2024年度、夫婦の家庭内労働の負担割合を「見える化」する家事・育児シェアシートを制作する。ウェブ上で料理や子育てなど項目ごとに割いている時間比率を入力すると、全体の分担状況が数値化される仕組み。本県の女性の家事時間は男性に比べて2.5倍に上るとのデータもあり、偏在解消に向け夫の家事参加を促すツールとして役立ててもらう。

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 他県では育児、洗濯、掃除など50項目に細分化している例もあり、先行事例を参考に具体の内容を詰める。現時点では子育てについて▽食事をさせる▽歯磨きをさせる▽送迎-などを想定する。県のホームページでダウンロードできるようにし、普及を図る。

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