<桜めぐり2024>陽気に誘われ春団らん 西渓公園(多久市)

桜の下を駆け回る子どもたち=多久市の西渓公園

 訪れる人を出迎えるように桜が咲き誇り、園内を奥に進んで見上げると、山肌が薄桃色に染まっている。多久市の西渓公園では、約400本の桜が満開だ。

 小高い丘を登ると、市内の街並みや桜で彩られた園内を一望できる。晴天に恵まれた1日は、われ先にと息を切らせながら駆け上がる子どもたちや、丘の下で弁当を広げてゆっくりと談笑する家族連れでにぎわった。

 家族やいとこと花見を楽しむ多久市の大兼久楓さん(14)は「桜が散るのがきれいで、炊き込みごはんのおにぎりがよりおいしく感じた」と笑い、弟の翔太さん(13)は「春休みが終わらなければいいのに」と団らんの時間を満喫していた。(西浦福紗)

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