れいわ政権をどう実現する?れいわ新選組・たがや亮氏が語る野党共闘のゆずれない条件とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年3月28日に公開された動画ではゲストにれいわ新選組衆院議員のたがや亮氏をお招きし、れいわ政権実現の道と東京都知事選挙について語っていただきました。

れいわが政権を奪取するために必要な条件とは?

【このトピックのポイント】
・野党が1つになるためには経済政策が重要。そこで同意できなければれいわは他党と組まない
・れいわ政権実現にむけて目指すは細川政権。まずは衆院20議席獲得が目標
・東京都知事選挙はれいわの予定は白紙だが、他党とあいのりの可能性は低い

たがや氏のプロフィールは以下の通りです。

1968年、東京都生まれのたがや氏。國學院大学在学中に飲食店を起業し、多店舗を経営。話題店も多数プロデュースしてきました。家業が喫茶店とのこと、小学生の頃から、キャベツの千切りやりんごの飾り切りなどはお手のものだったそうです。

友人の米長晴信氏(元参院議員)の誘いで、小沢一郎氏が立ち上げた国民の生活が第一の結党大会に参加したのがきっかけで、政治の道を志したたがや氏。

2012年に、初めての選挙挑戦から2021年の当選まで、幾度となく選挙にチャレンジした中では、心が折れそうになったことも数知れないとのことですが、経済が悪化し、中小零細企業がどれほど努力を重ねても立ちゆかない現状、自らが政治の力で立ち直そうと立ち上がったと述懐します。

有権者の頃は政権交代の効果を期待して民主党を支援したものの、消費税増税をきっかけに第三極を目指すようになったたがや氏にとって、れいわ新選組は、経済政策が一致していることに加え、「弱きを助け、強きをくじく」マインドの強さが魅力的だったとのこと。

初当選と同時にれいわ新選組の国対委員長を務めていますが、議員が8名にも増えた現在では、「ここでは言えないような秘密の交渉で勝ち得たものがいっぱいあります」と微笑みます。

今回は以下の質問からいくつかピックアップしてたがや氏に回答していただきました。

れいわ政権 実現の道

自民党は裏金問題をめぐり支持率の低迷が続き、立憲・維新・共産・国民・れいわなどのオール野党の支持率が自民党の支持率を上回るという状況が発生しています。

この状況についてたがや氏は「れいわとはあまり関係ない」とコメント。数字よりも野党がどうまとまるかという点が重要であるとし、オール野党が勝ったとしてもその後にバラバラになってしまえば民主党の二の舞になってしまう可能性があると語りました。

たがや氏「(バラバラになって)もう二度とっていう話に国民感情がなったら、政権交代は二度と起こらなくなっちゃうんじゃないかっていう恐怖心の方が強いですね」

野党が1つのかたまりとなって戦うには何が必要なのでしょうか。MC伊藤由佳莉の問いに対し「やっぱり政策じゃないですかね」とたがや氏。「経済政策。それをまず旗印をあげてやるっていうのが大事だと思います」とコメントしました。

日ごろから国対委員長として他党と政策のすり合わせを行っているたがや氏ですが、国対委員長同士の関係性は非常に良好とのこと。

ただ、何でも話せる環境にはあるものの「聞いてくれるかは別問題」とし、「党が戦うスタンスでやっているものだから、国対としては頭を下げる方が多くて」と苦笑しました。

次期衆院選に向けた野党共闘体制について問うと、たがや氏は経済政策と消費税が重要なポイントになるとコメント。「最低でも消費税減税」「それに同意できないところとは一緒に組めないのは明確」と断言しました。

MC伊藤「そこを曲げてどこかとくっつくということも?」

たがや氏「ないですね。絶対、うちの濃い議員の方々はうんとは言わないでしょうね」

現状、野党が1つにまとまるにはなかなか難しい状況が続いています。その中でれいわ政権を実現させるにはどのような方策があるのでしょうか。

その問いに対し、たがや氏は「細川政権を見るしかない」とし、キャスティングボードを握れる規模として衆議院で20議席ほどを獲得することに言及しました。

また、政権奪取に向けた重要政策について、たがや氏は経済政策を挙げます。

消費税を減税・廃止、法人税を挙げて富の再分配を促し中小企業の社会保険料を減免することで中小企業の底上げを行うことが今の日本に必要だと力説しました。

たがや氏「その政策を一緒にやれる党じゃなければ連立は組めないでしょう」

東京都知事選 れいわはどうする?

2024年7月には東京都知事選挙が予定されています。

れいわの対応について問うとたがや氏は「まったくないですね」と即答。党内での話し合いも行われていないとのことです。

山本太郎氏の出馬の可能性についても同様としつつ「ただ、山本太郎ですからね…何をするかわからないのが山本太郎ですから」とコメントしました。

東京都知事選挙では現職の小池百合子氏の出馬があるのかどうかが注目されていますが、今のところこれといった動きはありません。

たがや氏は小池氏とは衆院東京10区で2度直接対決し、2017年は希望の党で共に戦うなど、因縁浅からぬ仲。

小池氏には国政進出の噂もありますが、内と外から小池氏を見てきたたがや氏はそれをどのようにみているのでしょうか。

たがや氏「小池さんは勘のいい人ですから、どういう状況下によってかわるでしょうね。だから最後まで出馬は表明しないと思うんです」

小池氏が国政進出に乗り出す目的があるとすれば、都知事よりも名誉ある総理大臣の道が開かれていなければならないとたがや氏。自民党内に小池氏を推す人間がどれほどいるかがポイントになるとし「私はワクワクしながら見ている」とコメントしました。

現状、候補者擁立の話は党内で出ていないとのことですが、応援や支援の可能性はあるのでしょうか。

たがや氏はそれについても未定であるとしつつ、立憲と共産のあいのりに乗っかることはないとのこと。自公、維新とも経済政策の違いから協力することはないと明言しました。

動画本編はこちら!

野党が1つになれないのはなぜ?国対委員長同士はうまくいっているの?

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