あの日本酒が80年ぶりに復活 花巻・猿舘酒店の「河東の誉」

河東の誉の復活を喜ぶ猿舘祐子店主

 花巻市東和町土沢の猿舘酒店(猿舘祐子店主)は、オリジナル日本酒「河東(かとう)の誉」を約80年ぶりに復活させた。造り酒屋だった同店の銘柄で、今月下旬から火入れをした純米酒を通年販売する。地元産ひとめぼれを使った奥深い味わいを郷土の新たな名産品として売り込む。

 河東の誉は、同町町井の薄衣忠孝さん(71)が減農薬農法で育てたひとめぼれを使い、八幡平市のわしの尾で醸造した。すっきりとした飲み口で深みも感じる味わいが特長。同店や同町安俵の道の駅とうわで取り扱う。

 1.8リットル3300円、720ミリリットル1980円、300ミリリットル880円。問い合わせは同店(0198.42.2422)へ。

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