楽天会がお花見会 親睦深めさらなる発展を 伊勢原市

会で植えた桜の元で親睦を深めあった

市内最大級の親睦団体である楽天会(芳賀武会長)のお花見会が3月30日、千津公園で開催され、会員ら45人が参加した。同公園の桜は楽天会の会員によって35年程前に植樹されたもの。

結成時(1978年)の会長で現在は終身名誉会長を務める畑野公保さんの自宅が千津公園そばにあり、「以前は公園の行き帰りがさみしくてね。桜を植えようと思ったんだよ」と畑野さん。高さ1mほどの苗木を5本購入し、市の許可を得て植樹を実施したという。今では立派に成長して、春になると多くの人が訪れる。

花見会は乾杯でスタート。あいさつに立った芳賀会長は「都内では昨日、桜の開花宣言が発表された。ここではまだ花は咲いていないがこうした会もおつなものではないかと思う」と話した。弁当や料理に舌鼓を打ちながら会員相互の親睦を深めあっていた。

当日は3月と4月に誕生日を迎えた会員ら13人に芳賀会長から一人ひとりに花束が贈られた。横溝秀雄さんは「87歳を迎えました。まだまだ現役です。これからも頑張っていきたい」と話した。

楽天会結成時のメンバーであり会最高齢の88歳となった堀井元祥さんは「こうした親睦団体は珍しい。当初は5人ほどで始めたがここまで大きく成長するとは思ってもみなかった。新しい会員の希望を聞いてさらなる発展を図っていきたい」と抱負を述べた。

3月と4月に誕生日を迎えた会員ら

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