韓国、消費者物価が2カ月連続で3%台の上昇=ネット「あきれた」「一番上昇してるのは国民の血圧」

2日、韓国・聯合ニュースは「消費者物価が2カ月連続で3%台の上昇率を示した」と伝えた。写真は韓国。

2024年4月2日、韓国・聯合ニュースは「消費者物価が2カ月連続で3%台の上昇率を示した」と伝えた。

韓国統計庁が発表した3月の消費者物価動向によると、消費者物価指数は前年同月比3.1%上昇した。上昇率は今年1月に2.8%に下がったものの、2月は3.1%に上がっていた。

3月は農畜産・水産物が11.7%上昇。21年4月(13.2%)以来の上昇幅となり、物価全体を引き上げた。農産物は20.5%の上昇で、前月(20.9%)に続き20%台の上昇率となった。とりわけリンゴは前月の71.0%を大きく上回る88.2%で、統計を始めた1980年1月以降で最大の上昇率を記録した。ナシも87.8%の上昇で、調査を始めた75年1月以降で最大の上昇率を記録したという。

国際原油価格不安が影響し、石油類も1.2%上昇した。前年同月比で上昇したのは昨年1月(4.1%)以来。天候などにより価格の変動が大きい品目で構成される生鮮食品指数は19.5%上昇。6カ月連続で2桁の上昇率となった。物価の基調をみる指標となるコア物価は2.4%上昇したという。

個人サービス物価は3.1%の上昇で、前月(3.4%)を下回った。公共サービスはタクシー料金(13.0%)、市内バス料金(11.7%)などが上がり、2.0%の上昇となった。頻繁に購入する品目中心で構成され、体感物価に近い生活物価指数は3.8%上昇したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「大統領は演説で物価管理はよくやっていると自画自賛してたけど、あきれて物も言えないね」「資産のある人たちはリンゴが1000ウォン(約112円)だろうが1万ウォンだろうが気にしないんだろうな」「リンゴ価格世界一の達成、おめでとうございます」「プチトマトが1パック1万6000ウォン、長ねぎが4000ウォン。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領就任前はランチ代が平均8000ウォン、今は1万2000ウォン。なんて暮らしやすいんだろう(笑)」「一番上昇してるのは国民の血圧だ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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