【阪神】佐藤輝明ここまでわずか1安打、守備でもチョンボ…これじゃ近本や大山の負担も減らず

牧の三ゴロはじいて…(佐藤輝明)/(C)共同通信社

開幕からトコトン精彩を欠いているのが阪神の佐藤輝明(25)だ。

ホーム開幕戦となった2日のDeNA戦は3打数無安打に終わり、今季は4試合を終えて15打数1安打、6三振の打率.067。本塁打も打点もゼロだ。

守りもまるでダメ。この日は一回1死一、三塁の場面で牧の三ゴロをはじいて、先制点を献上。岡田彰布監督(66)も「あれはゲッツーやろ。そういうことやんか」とあきれ顔だったが、このミスが引き金となって、村上はこの回4点を失い、3回5失点でKOされた。

開幕から4試合を終えたばかりだが、打てないばかりか守備でも足を引っ張っている。岡田監督は佐藤輝の大化けに期待はしているものの、近本や大山、中野のように全幅の信頼を置いているわけではない。SNS上で「糸原を使った方がいい」との声もあり、このまま低空飛行が続くようなら、スタメン落ちもあるだろう。

佐藤輝明の不振は他の選手にも負の影響を及ぼしかねない。

阪神は近本、大山がオープン戦終盤にコンディショニング不良に見舞われた。特に、下半身の張りを訴えていた大山は4試合連続で欠場したが、岡田監督はその大山よりも、「近本の方が心配やけどな」と表情を曇らせたほどだった。

「2人は精神的にタフだし、責任感も強いので休んでチームに迷惑をかけたくない。開幕には間に合ったものの、状態は万全とはいえない。チーム内では、故障の再発、悪化による長期離脱を心配する声があるほど。佐藤輝が打線を牽引するくらいの活躍をしてくれれば、少しは近本や大山の負担は減るのですが……」とは、在阪の野球評論家だ。

この日、阪神はDeNAに敗れて1勝3敗。そのうえ佐藤輝もからっきしなら、近本と大山はますます休めそうにない。

◇ ◇ ◇

出だしで躓いてしまった阪神だが、心配なのは岡田監督ではないか。これまでも度々、メディアの報道が気に食わないと取材拒否をしてきた。今季が2年契約の最終年とあって負けが込むならバッシングは避けられない。

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