マカオ外港フェリーターミナルの待合室で香港人の高齢男性が死亡

マカオ外港フェリーターミナル外観(資料)=2023年11月本紙撮影

 4月2日夜、マカオ半島新口岸地区にある外港フェリーターミナルの出発待合室内で香港人の男性(70歳)が仰向けに倒れた状態で発見された。

 マカオ司法警察局が4月3日未明に発表した内容によれば、2日午後8時半頃に消防へ通報が寄せられ、救急隊が現場に急行したが、到着した時点で男性は心肺停止状態にあり、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

 同局は遺体発見事件として捜査に着手。監視カメラ映像等で男性の直近の足取りを調べたところ、フェリーターミナル近くにある複合施設「海立方(オセアナス)」方面から歩道橋を経由して単独で歩いてフェリーターミナルに到着し、この時点で歩き方が不安定だったことが判明。その後、待合室のベンチに座って倒れるまでの間、男性に近づく人物はいなかったとのこと。

 男性は後頭部に裂傷、また右目の脇に約2センチにも裂傷が認められたが、倒れた際に床やベンチの角にぶつかったことによるものとみられ、事件性はないとの見方を示した上、詳しい死因については司法解剖の結果を待って確定するとした。

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