市内の全小中学生にカリビアンビーチの無料券 群馬・桐生市が配布

 群馬県桐生市新里温水プール(カリビアンビーチ)の利用促進に向け、市は市内の全小中学生約6000人に本年度毎月1回利用できる無料券を配布した。施設の魅力を知ってもらい、親子を中心に利用拡大の好循環を生み出す狙い。

 無料券は点検整備で休館する2月を除き、年11回の利用が可能。A5サイズで、1枚に11カ月分の券が印刷してある。平日、休日に関係なく使える。

 児童生徒には学校を通じて配布した。市外の学校に通う、市内在住の児童らは市新里支所地域振興整備課で申請をすれば、無料券を受け取れる。

 同課は「子どもが運動する機会、居場所をつくることにもつながる」と配布の狙いを説明する。

 同プールの利用者は、大規模な修繕や新型コロナウイルス感染症拡大に伴う休館の影響がなかった2018年度に約18万人に上った。

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