北陸新幹線敦賀駅の乗り場番号は日本一大きい「34」、東京駅でも「23」なのに…なぜ

乗り場番号が34番まである敦賀駅

 12階建てビルに相当する高さ約37メートル、幅41メートルと整備新幹線の駅で最大級となる福井県の敦賀駅は“敦賀要塞”とも言われる。ホームの乗り場番号は34番まであり、数字の大きさは京都駅と並んで日本一という。ただ、乗り場が多いというわけではなく、在来線、新幹線、在来線特急の各ホームに1桁番台、10番台、30番台が割り振られており、20番台がなぜか抜けている。

 3月16日の北陸新幹線敦賀延伸後、在来線を含めた敦賀駅のホームは1~7番が小浜線、ハピラインふくい、北陸線、3階の新幹線ホームに11~14番、1階の特急ホームには31~34番が割り振られている。31、32番は降車専用、33、34番は関西・中京方面の特急サンダーバード、しらさぎの乗り場となっている。

 JR西日本金沢支社によると、敦賀駅の20番台は工事用車両や営業に使用しない回送車両などを停車しておく留置線に割り振られており、新幹線開業前から業務用として活用している。そのため、乗客が利用する乗り場には20番台を割り振っていないという。

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 京都駅も敦賀駅と同じく20番台が欠番で、山陰本線に31~33番線が割り振られている。その理由は山陰の「3(サン)」の語呂合わせというのがJRの公式見解。34番は降車専用となっている。鉄道ファンの間では、敦賀駅の在来線特急ホームもサンダーバードの「サン」にちなみ、33番になったのではとの見方もある。

 実際の乗り場の数は敦賀駅が15、京都駅は19。日本最多の28ある東京駅は、最も大きいホームの番号は23番だ。

 番号の振り方は、新幹線と在来線の乗り間違い防止のため、在来線は1桁番台、新幹線は10番台が割り振られるケースが多いという。新幹線単独駅の越前たけふ駅は1桁番台が割り振られている。

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