地産地消へ有機米PR 木更津「おこめのばうむ」販売

有機米の米粉で作った「おこめのばうむ」

 木更津市産の有機米「きさらづ学校給食米」の米粉で作ったバウムクーヘン「おこめのばうむ」が商品化され、道の駅「木更津うまくたの里」(同市下郡)で販売している。

 農薬や化学肥料を一切使わずに生産したのが、きさらづ学校給食米。市立小中学校での提供を通じ、2025年度を目標とする米飯給食100%有機化や消費拡大を図っている。

 市は、市内産の有機農産物PRのため、うまくたの里を指定管理者として運営するTTC(静岡県熱海市)に新商品の開発を委託。この学校給食米のうち、粒が小さく出荷できないものを活用した上質な米粉を製造し、優しい味わいの甘さが特徴のバウムクーヘンができ上がった。

 1個1350円(税込み)。お土産品や特別なお祝いにも使えるように箱は水引をイメージしたデザインとなっている。販売場所は随時拡大していく予定。売り上げの1%は有機農業推進と学校給食の地産地消を促進する「オーガニック給食基金」に寄付する。

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