「実践的な努力が実った」介護福祉士に15人全員合格 群馬・伊勢崎興陽高の卒業生

 群馬県立伊勢崎興陽高(田畑茂校長)を3月卒業した15人が、介護福祉士の国家資格を取得した=写真。受験者全員の合格で、高齢者や障害者福祉の現場で働き始めたり、大学に進学したりしている。コロナ禍で介護施設での実習を満足にできない中、校内実習やボランティアなどで実践的に学んだ努力が実ったと関係者は喜ぶ。

 福祉と人間を学ぶ系列(26人)の希望者が受験した。福祉避難所を開く実習に取り組んだり、終末期医療に携わる看護師らから話を聞いたりして準備を進めた。

 同系列担当の横沢ちあい教諭(46)は「今後も地域に貢献できる福祉人材を育てたい」と話した。

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