元格闘家の須藤元気参院議員が３日、国会内で会見を開き、衆院東京１５区補欠選挙（１６日告示、２８日投開票）に無所属で立候補することを正式に表明した。
「この度、私の地元である江東区、東京１５区の補選に立候補することを決意しました参議院議員の須藤元気です」と冒頭で述べた須藤氏は、各党による候補者の乱立で大混戦が予想される同補選で戦う意気込みと勝算をこう語った。
「正直、後ろ盾もないのは確かです。お金も人もぜんぜん足りていませんが、こうした出馬会見をさせてもらって、ここから江東区の人たちが応援してくれる形を作っていけたらなと思います。参議院では実際、仲間がたくさんいますし、そのコミュニティーも固めて広げていきたいと思います」
政策は消費税減税、正規・非正規雇用の格差解消、配偶者控除の大幅引き上げなどを軸に訴えていくという。
「いま大切なのは日本経済の底上げであり、国民の生活を向上させる経済政策です。これらの政策を行えば、国民の年収が１００万円は増えると思います。〝国民の年収を１００万円増やして、人生１００倍を楽しもう〟というコンセプトを掲げていきます」
須藤氏のこうした政策は、れいわ新選組の山本太郎代表と共通点が多いと指摘される。山本氏に選挙応援を依頼する考えはあるのか。
「太郎さんには無所属で出ますと話した。『（山本氏は）勝負するんですか』ということで『出ます』と答えました。ぼくは（山本氏から）応援してくれることに対しては拒否するつもりはありません。ありがたいです」と本音を語った。
同補選は須藤氏が参議院からの鞍替え立候補で注目度がヒートアップしている。
