【MLB】高評価の理由は大谷翔平ではなく……山本由伸の存在 パワーランキングでドジャース2位「タイトル獲得は彼にかかっている」と指摘

米スポーツメディア『The Athletic』は1日(日本時間2日)、開幕カードを終えてのMLBパワーランキングを発表。大谷翔平投手が所属するドジャースは開幕前の順位と変わらず2位をキープ。強豪アストロズ相手に4連勝したヤンキースが10位から4位にジャンプアップした。

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■「ド軍の弱点を探すには虫眼鏡が必要」

『The Athletic』は、全球団が開幕カードを消化した時点でのパワーランキングを発表。1位ブレーブス、2位ドジャースは開幕前ランキングと変わらず、盤石ぶりを改めて示した。

韓国で行われたパドレスとの開幕2連戦を1勝1敗で終えたドジャースは、本拠地開幕カードとなったカージナルスとの4連戦も3勝1敗で乗り切り、好スタートを切った。同メディアは「ドジャースはドジャースであり、弱点を探すためには虫眼鏡を使う必要がある」と記し、チームの強さを表現した。

同メディアがポイントに挙げたのは山本由伸投手。韓国でのメジャー初登板は1回5失点と打ち込まれて敗戦投手となったが、3月30日(日本時間31日)の2度目登板では5回2安打無失点5奪三振と好投。勝ち星こそ付かなかったが、真価を発揮した。

同メディアは汚名返上した右腕について「彼は四球を許さず、配球と持ち球を完全にコントロールしていた。今季、ドジャースがタイトルを獲得できるかどうか。それはヤマモトがカージナルス戦で見せたパフォーマンスを頻繁に発揮できるかどうかにかかっている」と記し、山本をキーマンに指名した。

■ソトが大暴れしたヤンキース急上昇

3位にはオリオールズが入り、4位だった開幕前ランキングから1つ順位を上げた。そして、4位にはヤンキースが入り、開幕前ランキングの10位からジャンプアップ。チームは昨季サイ・ヤング賞右腕のゲリット・コール投手を肘の負傷で欠きながら、強豪アストロズとの開幕シリーズで4連勝、スイープを果たした。

同メディアは「ヤンキースはオオタニやヤマモト、あるいは、その他のトップフリーエージェント選手を獲得できなかった。しかし、チームにとっては(パドレスからトレードで加入した)ファン・ソト外野手が球界でもっとも生産的な選手の1人だったことが幸いした」と記し、開幕4連戦で17打数9安打、1本塁打、4打点、打率.529、OPS1.365と大活躍した若き天才打者を称賛した。

ランキングは5位アストロズ、6位レイズなどが続き、最下位はロッキーズとなった。

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(SPREAD編集部)

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