もしこの件で俺たちが――クロップ退任発表後、リバプールを一致団結させた熱烈スピーチ「ヴァージがみんなに言ったんだ」

リバプールの生え抜きスター、トレント・アレクサンダー=アーノルドが、フィルジル・ファン・ダイクの圧倒的なキャプテンシーを称えた。現地紙『Daily Mail』が伝えている。

リバプールは今年1月、長きに渡り指揮を執り、名門復活に導いた大功労者ユルゲン・クロップ監督が、今季限りで退任すると発表した。一時代を終えるニュースは世界中に大きな衝撃を与えたなか、選手たちはどう受け止めたのか。

アレクサンダー=アーノルドは『The Athletic』のインタビューで、レジェンドOBジェイミー・キャラガー氏から「ドレッシングルームは、ドイツ人ボスのために最高の形で終わりたいという雰囲気になっているか?」と問われると、「100%そうだ」と回答。そのうえで、キャプテンの言葉をこう明かした。

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「ユルゲンに告げられた後、ヴァージがみんなに言ったんだ。『これはフットボール界を揺るがすビッグニュースだけど、それに気を取られてはいけない。モチベーションにしないといけない』とね。監督は僕らを多くの成功に導いてくれたし、夢の実現を可能にしてくれた。だから、最高の見送りをするために、できる限りのことをする義務が僕らにはある。

ヴァージは『もしこの件で、俺たちがボールから目を離すようになると思われているのなら、それが間違いだと証明する必要がある』と言った。プロフェッショナルとして、すぐに頭を整理して前に進まなければならない」

大好きなボスを最高の形で送り出すために――。ファン・ダイクのもと、選手たちの団結力はより一層高まったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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