2012年ロンドン五輪で銀を含む3個のメダルを獲得した競泳男子の入江陵介(34=イトマン東進)が〝メディア露出〟に意欲を見せた。
3月のパリ五輪代表選考会で5大会連続の五輪出場を逃した入江は、3日に都内で引退会見を開催。「長く競技生活を送ることができて、本当に心から幸せだった。たくさんの方々にサポートいただいた。自分自身の力ではここまで来ることができなかったので、改めて感謝したい」と振り返った。
選考会後は自宅でゆっくりと過ごす時間が多かったという。今後については「夏まで本当に何も予定がなくて、今日終わったら明日から何していこうかな」と苦笑いを浮かべながらも「水泳の楽しさを伝えていきたいし、メディアの方では小さい時の夢がアナウンサーだったので、これまでは伝えていただく立場だったが、伝える立場にもなってみたい」と展望を語った。
その上でバラエティー番組の出演についても言及。「見るのはすごく好きなので、オファーがあれば受けてみたい。朝の情報番組から夜のバラエティーまで笑顔にさせてもらった番組がたくさんあるので、そういった番組に携われるのも幸せだなと思っている」と明かした一方で「からいものは本当に食べれないので、ちょっと難しいのと、あまり痛いのも得意じゃない」と予防線を張るのも忘れなかった。
約4か月後のパリ五輪は観光を視野に入れつつ「(リポーターの)オファーがあればうれしい」とアピールにも余念なし。第2の人生も全力で駆け抜ける構えだ。