沖縄で一時津波警報 空の便に乱れ 鹿児島県内では被害確認されず

 沖縄県に一時、津波警報が発表されたことを受け、沖縄本島から約20キロの距離にある鹿児島県与論町では、役場職員らが津波への警戒にあたった。3日午前11時現在、潮位の変化や船舶などの被害は確認されていない。

 同町は午前9時半ごろ、防災無線で海岸沿いに近づかないように呼びかけ、消防団らが見回りをした。沖永良部島にある知名町でも被害はないという。

 沖縄へ向かう予定だった複数の航空機が鹿児島空港や奄美空港に着陸するなど空の便に影響が出た。

 鹿児島県内離島や沖縄を結ぶマルエーフェリーとマリックスラインは、津波の影響はなかった。

 遠洋船や近海船が所属する鹿児島市の県無線漁業協同組合によると、組合所属の漁船1隻が沖縄県の宮古島近くで漁をしていた。津波の影響はなかったという。

 鹿児島県内を管轄する第10管区海上保安本部によると、管内での被害は確認されていない。

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