IIJが新サービス品目「IT資産保護」のベンダーにアクロニスを選定

アクロニスは4月2日、インターネットイニシアティブ(IIJ)のクラウド型総合エンドポイントセキュリティーサービス「IIJ セキュアエンドポイントサービス」を拡充したバックアップとリストアによる端末復旧とアンチウイルスによる防御機能を有する新サービス品目「IT資産保護」のベンダーとしてアクロニスが採用され、同日から提供を開始したと発表した。

アクロニスのネイティブに統合された高度なサイバーセキュリティーとデータ保護は、高度な攻撃を防止し、迅速・容易なリカバリーでビジネスの継続性を確保するように設計されている。IIJによるAcronis Advanced Security+EDRの採用は、高度なサイバー脅威に対する強固な保護と、万一のサイバー攻撃やデータ損失の際の迅速なバックアップとリカバリー機能を提供するというコミットメントを示すものとなる。

今回の採用についてIIJは、「外部脅威の防御と内部情報の漏えい防止に有効なエンドポイントセキュリティー機能を搭載したクラウド型サービスである『IIJセキュアエンドポイントサービス』に、アクロニスの『Acronis Cyber Protect Cloud』を採用した。クラウド環境への安全なバックアップに加えて、多様なセキュリティー対策機能を搭載した『Acronis Cyber Protect Cloud』と『IIJセキュアエンドポイントサービス』が提供する各種機能との組み合わせにより、安定した顧客システム保護に寄与できるものと確信している」としている。

MSP(マネージドサービスプロバイダー)向けに設計されたAcronis Cyber Protect Cloudは、EDRを含むエンドポイント、システム、データを保護するためのサイバーセキュリティー、データ保護、管理をネイティブに統合した、サービスプロバイダー向けクラウドベースのサイバープロテクションサービスプラットフォーム。パートナーは、Acronis Cyber Protect Cloudにより、セキュリティー、バックアップ、管理といったサイバープロテクションの標準機能をあらゆるデバイスで使用できる包括的なサイバープロテクションサービスのポートフォリオを提供することができる。

一方、アクロニスは「IIJとアクロニスは、顧客満足と継続的なイノベーションに対するコミットメントを共有しており、このパートナーシップは非常に意義のあることと思う。高度なサイバー脅威による被害が深刻化するなか、アクロニスはサイバーセキュリティーとリカバリーの強化に重点を置き、将来に向けてビジネスレジリエンスを高めるために、パートナーが顧客の課題に対処できるよう支援する完全なソリューションの構築を目指す」と述べている。

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